光の教会









suntory museum


安藤忠雄「旅に終始した二十代」



日本の建築家・安藤さん。コンクリート打ちっ放しの建物で有名ですね。

彼の20代を、父親のくれた新聞の切り抜きで読みました。
彼が22歳、つまり僕と同じ年の頃は、1965年だそうです。

その翌年、日本でも初めて海外旅行が 解禁になった年 。


「若い時の旅は深く強い意義を持つ」 ル・コルビュジェ


このコルビュジェの言葉に触発され、
建築の巨匠に会う為にフランスへ旅立ったそうです。


当時、飛行機なんてモノは一部のお金持ちしか乗れなくて、
アルバイトをした彼は、ナホトカまで船に乗り、
シベリア鉄道で北欧からパリに入るルートを取ったそうです。

治安の不安定な時代だけにほぼ命がけ。

今は、7。8万円もあれば、飛行機で行って帰れます。


「隔世の感がある」と書いていました。

今は本当に便利、でも慣れたから僕らにはこれが普通で、
特にこれといった「有り難み」を感じられないんだな。 (残念)

彼は、その長時間の道中、なんとも地球の広さを的確に認識できたそうです。



「若い頃に直接自分の五 感で確かめ、
時間を掛けて考えたという経験は、ものごとを正確に
捉える為の最高のトレーニングになり、私にとって、
その後の人生を歩み続けるための原動力となった。」



今は飛行機ですぐに着いちゃう。時間的にも麻痺するよね。

時間を掛けて旅をする事は、時間を掛けて考える事にもなるでしょう。

今は、考えてたらすぐに着く。「あっ、着いた」みたいな。



ゆっくり旅して、考えて、それで現実が見える様になるんだと思いました。

さすが。タダオアンドー


「若い時の旅は深く強い意義を持つ」 ル・コルビュジェ