
三十八、木をみて 根を見ず

浜防風は刺身のつまに、正月の雑煮のあしらいにと
日本料理にかかせない 高級野菜である
また正月の屠蘇散にも防風の代用でいれる
葉はやや肉圧で紅紫で 指で割いて水に晒せば
くるりと巻く
また根は薬用になり カゼの時の解熱剤としても使われる
棲息地は浜の砂地 5〜6月ころ 白い小花をつけるが
葉は砂に平伏せするようにあり 根を掘ると 長いのでは5〜60センチもある
だいたい平地にある植物の地上部のカタチと根はよく似ている!
杉や桧の針葉樹の根は、地中深く達しており 紅葉樹の根は広がっている
「いづれが菖蒲(しょうぶ)か杜若 (かきつばた)」水を好む植物です 葉は地上から天にむかって
のびている 雨が降ると 根元に集まるようになっている
これも水が必要だから 葉のカタチを集めやすいようにしている
大体 背の高い樹木は根が深く 低い樹木は根を広げている
だから水は枝の届く範囲に撒くべきだと思う
でも例外もある! 松と竹である
老子 第二十二章
曲則全
「曲なれば 則ち 全く」
曲がった木は寿命を全うす
曲がった木とは 松である
杉や桧は真直ぐで 役に立つ
だから伐られる
でも曲がりくねった松は役に立たないから 寿命を全うできる
杉や桧になるか 、 松になるか 、 はたまた葛のように絡み付いて生きるか、
宿り木もある
さて 人は どの木になるのか?