十九、 草木染め

漸く臭木(クサギ)の実が瑠璃色になった
臭木はいたる所に自生する落葉低木で悪臭がある。だから臭い木となる
春の若葉を茹でてアク抜きおひたしにする地域がある。
お寺の精進料理にも使われる
果実は浅青色(はなだ色)の染料となる
瑠璃色の果実から、秋空の浅青が染められる
染められた布が秋の空を舞えば透け込む
染めるという字は
[木を入れた水に九回浸ける」とある
字に染める難しさが現れている
馴染むは染めたものが馴れるということですから、
とてつもない時か掛かるものです
近頃は少しの期間しただけで、馴染まないと言ってしまいます
そのうち、馴染むという言葉が「品」がなくなったと同じ運命を辿る