
十、 自律と自立

6/7付の産経抄によると、お天気博士の倉嶋厚氏監修「雨のことば辞典」
には雨の言葉だけで1190語が集められているらしい。
それだけの言葉があるのは日本だけらしい。
日本人の暮らしと雨とは切っても切れない関係にある。
言葉の多さが、事物の関わり具合に関係があるのだろうか?
自由という言葉を和英辞典で調べると[liberty]と[freedom]が載っていた。
次に英和辞典で調べると
[libertyは1.自由,解放2.かって,気まま;かってなふるまい3.特権]
とあり
[freedomには自由;自主,独立]とある。
[libertyには解放]
[freedomには独立]
この違いは?
小林秀雄氏の「常識について」の本に[自由]という欄がある。
「リバティーは市民の権利だ。だが、フリーダムという言葉は、
そういう社会的な実際的な自由を指さない。それは、全く個人的態度を指す。
フリーダムが外部から与えられるというようなことはない。
与えられたリバティーというものを、
いかに努力して生かすかは、各人のフリーダムに属する」
国語辞典で[自由]を索くと
「他からの束縛を受けず、自分の思うままにふるまえること」
思うに日本語の自由は、英語圏のリベラルに相似しているようだ。
でも、英語圏の人達にはフリーダム(自主,独立)な精神も共有している。
日本のリベラリストの人々に、
この自主,独立の自由を感じられないのは僕だけだろうか?
「自らを律すれば自ずから立つ」
この精神が独立の核心になければ、眞の自由人にはなれない