八、 優しさとは

南北朝鮮の首脳会談が開催されて、一年が経過した。
南の金大中大統領が太陽政策として、宥和策をとり、日本も歓迎し協調して来た。
果たして、この一年何が変わったか?
日本から政治家は韓国、中国、米国に行き、食料は北朝鮮に行った。
でも、北朝鮮からは何も我が国には来ない!
まして、太陽政策を唱えている韓国にも、首脳の相互訪問の話もない!
宮崎市定氏の「独歩吟」の中に[古代中國では文治、
徳治を以て理想としながらも、文あるものは必ず武ありと教え、
治に居て乱を忘れずと戒め、平和主義に心酔して敵国に滅ぼされた徐の偃王は馬鹿者の
代表として物笑いの種]であるとしたためている。
民主党が[優しい党]と言っているが、何に対して優しいのか?
国民、自然、地球、他人・・・?いや、自分に・・?
優しい子供に育って欲しいと親はよく言っているが、
何に対しての優しさ、なのだろうか?
他人に優しくならば、自分の欲求、要望は控えねばならない。
自分に優しくならば、他人を押しのけても己の我を出さなければならない。
自分にも他人にも自然にも、全てに優しくする事など出来るのだろうか?
もし、するのであれば今すぐ文明から抜け出し
「少欲知足」の生活を初めなくてはならない。
どうも、近頃の世間を見ていると、
優しさが他人、自然にではなく、自分に向かっているように思える。
優しい人に育って欲しいのなら、自らを厳しく律せれるように教えなくては!
「自らを律すれば自ずから立つ」の優しさでなければ、今ままだと・・・!