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いいパートナーを

 

 

 

26日

集い

友だちの集まりにひさしぶりに参加した

やさしい光りの中、展示会の打ち上げだった

友だちはひとりで彫金をしている 銀が特に得意です

わざとらしくない 丁寧な作り

こういった仕事を見ると いまの時代でも

気持のよい気分になる

手仕事にしか出せない ものの具合 光り

機械にしか出せない ものの正確な作り

どちらもすばらしいけれど

ほっとして こころが感じるのは

手で人間が作った素朴なもの

こうして 素朴な集いも素朴に終っていった

 

 

 

 

 

 

 

22日

アンジェロの時計

簡素なほうが飽きない 飽きているようで飽きていない

簡単な置時計が好きだ

むかしふくろうがゆれる時計をもらった

今はもっと簡単な形の時計を使っている

時間を量る 計り

たいせつに 一秒一秒

過ぎて行く 時間を たいせつに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11日

しぼり

フォーカスすることのたいせつ

濃い時間 濃密な味

瞬間瞬間が生きてくる

照明もスポットで当てるから引き立ってくる

人生でも きっとある一瞬が強烈に

そういった具合で これからますます

フォーカスした人生でいきたい

偏りがなによりも  魅力

 

 

 

 

 

 

10日

きりとり

いつものデジタルカメラで自由に空間を切り取っていく

視点というよりも感覚で

そうすると あたらしい視点が得られる

マウスパッドに新しい風景が見える

視点なんてものは 自分の視点なんて思えない

たまたまそこにあった視点を見た っていう感じに思う

独特に思えても きっとそうなった瞬間が独特なんだと思う

きんさんが言っていた

「頼りにするから腹が立つ 期待してもたよりにしてはいけない」

たまたまに たよらないで 期待していきたい

 

 

 

 

 

9日

fray

フライのシャツがとても気に入っている

いつまでも丈夫に着られて 着ていて気分がいい

シャツは第二の皮膚というくらいに 直接に肌に触れるから

特に気に入ったものを身につけたい

ジャケットは二の次に 気に入ったシャツを着ていないと

気持もよく過ごせない

それほどに人間の皮膚感覚はするどく また素材に対しても

敏感なんだろう

イタリアの上質なドレスシャツには必ず上質なコットンだけで

作られている

どうしても その何百年の歴史の差が埋まれない

埋まれないからこそ の 価値だろう

なにかぼくもこれから物を作る時

埋められないくらいに 深く 掘ろう

深いほどに 埋めるのは大変なのだから

 

 

 

 

 

8日

透明

朝は透明だ

こころがどこまでも澄んでいて どこまでも透明

シンプルな心持ちで起きて歩く

特になにも考えない

朝日が上ってくる

なんともいわれない 上質な心持ち

幸せな気分

時間

空気

全てが新鮮で神聖な感じが充満している

朝が夕方よりもそう感じられるのは

空気も 自分の中の空気も 同じ空気だからだろうと思う

いまからも明日の朝がたのしみなのだから

 

 

 

 

 

 

7日

街の店装屋

アポ兄さんの紹介で 街の店装屋にいった 

今治店装 という名前のお店だった おじさんはアポ兄さんが
話していた通り 柳宗理先生の若いころにそっくりのおじさんだった

不思議な雰囲気のその職人は あんまり話さないし
コミュニケーションがむつかしかったけれどおもしろかった

少し宇宙人のようなおじさんが 親切な作りの
キッチンを作ってくれた デザインはパートナーがしたけれど
使い勝手のよい収納の多いものだ

キッチンはキッチンメーカーと思っていろいろ見たけれど
どれも同じ感じで 質感が気に入らなかったけれど 街のこういった
職人が作ったものは 顔が見えて このみも反映できてよかった

こういったお店がそれぞれの街からなくならないように
市民のサポートが必要だ

知って 小さな小店を利用しないと
大手ばっかりになってしまって 結局は同じものが出回り
使う人は たのしくならない

街の商店街も 雑木林みたいに いろいろな専門店が
元気になるように

地元の小さなお店を使いたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6日

土と暮らし

庭先に畑を作ることにした

燃え太郎という簡易焼却炉も友だちがプレゼントしてくれた

簡単なゴミや草の枯れたものから 葉っぱまで 燃え太郎で燃やす

灰がでる 畑にまく

毎日の料理でなまゴミがでる

もっていって 土と混ぜる

勝手に肥やしになる

そろそろうねを作って なにかの苗をうえる

できたものを食べる 夏はキュウリだけ初めて作って

キュウリばっかりの夏だった

すべて循環していく 体の中も生活も

循環するけれど 入れるよりも 出すときの方が

気持がいいみたいです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5日

体メンテナンス

自転車をこぐのがとても楽しみな趣味だったのに
このところ すっかり右ひざがこぐ度に痛み 自転車に乗るのが

たのしくなくなった

やっぱり苦痛はたのしくない

そうしてあれこれの接骨院に通ってみても結局はなかなか
治らなかったので カイロプラクティックの先生が今治にも
きて治療するというので行ってみると 

骨の歪み 腰から全身の歪みをとってくれて
すっかりひざの痛みもなくなった

骨の歪みでいろいろ遠いところにも痛みがでるようです

みんな繋がっているんだな

そういえば 小学生低学年の時の習字の先生に

ぼくはまっすぐに書けなかった時に

性根がまがってるから真直ぐに書けないんだって

言われたのを思い出した

今ならまっすぐ書けるかなぁ

 

 

 

 

 

 

4日

LPガス

ストーブを使う季節がやってきた 季節は巡る

必ず寒くなったら暑くなる 変化は日常で 商売もなにもかもが

大きな周期のなかで ぼくらは踊っている

今年はガスになった

田舎に住んでいるから都市ガスではなくてLP

すっかりつけた瞬間からあったかくお湯をわかせる

そして給油する必要のない便利な生活の道具

ストーブにこのところすっかり魅了されてしまった

いままで毎冬 何度となく寒い中を灯油の補給にいき

手に灯油のにおいをつけて帰ってくることもなくなった

炎の色からしか感じられないあたたかさがある

 

 

 

 

 

 

 

 

3日

簡素に簡素に

会社をどんどん簡素にしていっている

一年間で四十人から四人に変更した
簡素に最低限に できることをやってきた

無駄を省き、地場の他企業への仕事のシフトもやりながら
現在の形態に変化してきた

ぼくは進化だと思っている

後退して衰退と思う人もいるかもしれない
しかし、シンプルに焦点を絞った商店にしていきたい

一眼レフのきれいな写真のように

他がぼやけても 焦点だけははずしませんように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日

毎日お世話になる道具

毎日 商売している

小さな工場をやって行く中でたいへんお世話になる
筆記用具たち 子どものころも毎日学校でお世話になったけれど

大人になるとそれを使って仕事して ごはんを食べている

そう思うとお世話になっている有り難みや愛着の質が違う

その違いが 歳を感じさせてくれる

手も足も 体も なにもかもが道具なのか

道具の目的を きちんといつも 

思っていられますように

 

 

 

 

 

1日

木とたのしみ

木の製品はとてもたのしみがある たのしみは継続する

それは変化してゆくから

色や風合い そして少しずつだけれど形も丸みがかってくる

しなったり 削れたり 思い出も残っていく
いいな 木の道具たち 天然の変化してゆくたのしみを

感じられる日常の瞬間が

たくさんたくさん ありますように